Yearly Archives: 2019

10/16(水)23:00から深夜2:00まで、KARAOKE☆NIGHTへゴー!

表彰式後の今夜、23:00から「KARAOKE☆NIGHT」を開催します!
入場料は1,500円で飲み放題、出入り自由のカラオケ大交流会です。
場所は山形市中央公民館近くのカラオケまねきねこ(山形市旅篭町2-2-25 カメリアコート2F)。
予約不要ですので、ぜひお気軽に遊びに来てください!

香味庵は16日まで!表彰式は16日17:00より

昨日も22:00のオープン早々大盛り上がりの香味庵でしたが、本日もまもなく始まります!
なお、香味庵は明日10月16日(水)までとなりますので、どうぞお間違いなく。

明日はいよいよ表彰式。表彰式は17:00から山形市中央公民館ホール6Fにて行います。
表彰式後はクロージング上映『アンジェラの日記ー我ら二人の映画作家』(監督:イェルヴァン・ジャニキアン、アンジェラ・リッチ・ルッキ/2018/125分)を上映します。入場無料です。
ぜひ奮ってご参加ください!

 

【広報ボラ★レポ】ダミアン・マニヴェル監督『イサドラの子どもたち』上映&質疑応答

台風の影響で到着が大幅に遅れたものの、無事山形に到着した『イサドラの子どもたち』のダミアン・マニヴェル監督。当初の上映予定から変更となり、10月14日の20時45分スタートという夜の上映でしたが、客席は多くの人の熱気で溢れていました。上映後に行われたQ&Aの様子をここで少し紹介します。

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ーー監督はもともとダンサーだったとのことですが、この“イサドラ・ダンカン”というテーマはどこで思いついたのでしょうか。

マニヴェル:私は映画を作るようになってから、常にダンスについての映画を作りたいと思っていました。ダンスについて多くの記憶や感覚などを覚えており、伝えたいことを多く抱えていたようです。最初に出てくる赤毛のダンサーと振付家と一緒に練習のために即興のダンスをした時、彼女の腕の動きがイサドラ・ダンカンの作品によく似ていると振付家が指摘したのです。その振付家と話すうちに、この映画はパーソナルな作品になると同時に非常に大きな幅を持った作品になるだろうと直感しました。

 

―映画の中では、青のインクや衣服など多くのものにブルーが使わているように感じました。意図的に色彩に統一感を与えたのでしょうか?

マニヴェル:私の映画はとても直感的な作り方をしています。実は私も制作の途中になって初めてブルーが多いことに気づきました。一方でイサドラ・ダンカンもブルーのカーテンがついたスタジオを使用していたり、”Mother”に関することだと波などブルーと繋がりがあります。そこで自分でもブルーに気がついた時に意識的にブルーを徹底的に使おうと思い、秋という季節を設定しました。秋の映画でなければならないと確信していました。

 

―どこまでがステージされていたのでしょうか?

マニヴェル:私の作る映画は、いつもごちゃまぜです。フィクションもドキュメンタリーも決めておらず、区別をして欲しくないのです。

―――

100年前のダンスの動きを一人だけに踊らせてはいけないと思ったというマニヴェル監督。一世紀前のものを再現するだけでなく、身体も衣装も当時とは何もかも違う現代の女性4人にどのように翻訳され、どのように再生されるかが重要だと考えたそうです。

映像が残っていないくらい昔のダンスを、チャート表を手掛かりに踊る現代女性たち。繊細でありながら、どの画も力強く美しい作品で、監督のダンスへの強い思いが感じられました。

GSG特集オリジナルグッズのご紹介!

山形美術館と山形市民会館では、GSG(「現実の創造的劇化」)特集のオリジナルグッズを販売中です。

トートバッグよりも少し小さい巾着タイプのバッグ、こちらが人気で残りわずかとなっています。山形市民会館では、八文字屋さんのブースで販売中です。気になる方はどうぞお早めに!

また、今夜はぷらりと温泉へ、という方に便利な手ぬぐいもあります。

缶バッジはロゴが入った色違いの2種類。

ぜひご覧ください!

【広報ボラ★レポ】アミール・ナデリ『水、風、砂』質疑レポート

本日午前をもって、イラン特集「リアリティとリアリズム:イラン60s-80s」の上映が終了となりました。各回とも200人前後の観客で賑わい、10月14日の『女性刑務所』『女性区域』『テヘランはイランの首都である』『雨が降った夜』の上映は、アミール・ナデリ監督のトークもあり満席に。続くアミール・ナデリ監督作品『水、風、砂』でも上映後に質疑応答が行われ、活況を呈しました。その質疑の様子を一部紹介します。

本作『水、風、砂』で少年の経験を通じ〈人生〉について説明したかったと言うナデリ監督。「私はとにかく負けることが好き。負けるから次頑張ろうと思えるし、そこから得るものがある」と語ります。故郷の湖が干上がったことを聞き、家族を助けるために帰郷する少年。しかし家族を見つけることができず、行く先々で出会う人々とのエピソードが重ねられていきます。見渡す限りの砂の大地で、水がないという極限状態。風は容赦なく吹き荒れます。それはまさに『水、風、砂』。物語のラストに待ち構えるものが、見る者を惹き付けて止みません。

撮影は140日間行われましたが、とても過酷なものだったそうです。「私は撮影に際しスタッフの募集をする時、恋人や妻、家族がいない人を条件として募集しました。なぜなら本当に生きて帰れるのかが分からないほど過酷な撮影だったからです。実際病気にもなったし、倒れたりもしました。しかし最後まで映画を撮り続けました」。

日本が大好きだというナデリ監督は、最後にこう語ってくれました。
「山形国際ドキュメンタリー映画祭は『監督をつくる』映画祭です。これはとても珍しい。この映画祭を訪れ、実際に作品を作り、次は自分が作品を持ってくるという人は多いと思います。また、私はいつも自分の作品を誰かに捧げたいと考えています。だからこの作品は、今も外で働いている映画祭スタッフのヤノさんに捧げたいです。さあ、そろそろ時間オーバーですね!これで終わりです!カット!」
変わらずパワフルなナデリ節に、会場は笑いに包まれていました。

【広報ボラ★レポ】ジョナス・メカス「フローズン・フィルム・フレームズ」ワークショップが開催されました!

10月13日には山形市民会館の小会議室で、「ジョナス・メカスの『フローズン・フィルム・フレームズ』を作ってみよう!」と題したワークショップが開催されました。

そもそも「フローズン・フィルム・フレームズ」とは、本映画祭のオープニング作品としても上映された『富士山への道すがら、わたしが見たものは…』監督のジョナス・メカスによるもので、16ミリフィルムから数コマほどを抜き出し、写真として焼き付けた作品のことを指します。メカスは、世界の個人映画や実験映画を収集・保存・上映するために設立したフィルム・アーカイブの運営資金を得る目的で、ジョン・レノンなどの著名人が写る場面を抜き出し、上記のような方法でポートレイトとして販売しました。

この「写真と映画のあいだ」を体験するワークショップには、山形国際ドキュメンタリー映画祭の高校生チーム「ドキュ山ユース」のメンバーも参加。講師で写真家の田村尚子さんが並べたフィルムのなかから参加者が自由に組み合わせを選び、日光を利用して感光させ、オリジナルの「フローズン・フィルム・フレームズ」を制作。暗闇と光のなかを行き来しながら完成させた作品を、互いに楽しそうに見せ合っていました。

【広報ボラ★レポ】YIDFF関連自主「幻灯の映した昭和 絵本と炭鉱」

 山形大学人文社会学部准教授の森岡卓司先生によるYIDFF関連自主企画「幻灯の映した昭和 絵本と炭鉱」が、10月12日に山形大学小白川キャンパスにて開催されました。

第一部では、現在も絵本でお馴染みのせなけいこが描く浜田広介の童話や、いわさきちひろ作画のオー・ヘンリー『最後のつたの葉』などを、鷲谷花(わしたに・はな)さん(大阪国際児童文学振興財団特別専門員)の朗読でフィルム上映。第二部は、戦後最大の労働争議である三井三池争議をつぶさに記録した四本の幻灯を採り上げて上映しました。

本上映は森岡卓司先生が、早稲田大学、国立映画アーカイブ等所属の研究者とともに企画。幻灯機を使った計8本の上映は、山形県内では極めて珍しいこともあり、国内外のプレス約20人の聴衆が、この日のために駆けつけた研究者の朗読に、真剣に耳を傾けながら幻灯上映を楽しみました。

【広報ボラ★レポ】フィンランドサウナ、最終日10/15(火)15:00から19:00まで!

山形市民会館前広場のフィンランドサウナ、14日は雨天曇天でしたが、元気なお客さんたちで賑わっていました。中は一体どんなかんじなの?と思われている方のために、体験レポートをお伝えします。

今回はサウナ小屋とテントサウナが設置されていますが、テントサウナ内では、温められた石との距離が近く、熱気が直に伝わってきてすぐに体がぽかぽかに。水に浸けた白樺の枝を石にあてるとさらに熱気と白樺の香りがテント内に広がって良い心地です。

サウナ小屋はテントよりも優しい温かさでじわじわと汗が滲んできました。ボランティアの元気な高校生たちとマルシェ出店のおにいさんをパチリ!様々な世代の方がサウナを楽しんでいました。

 

 

サウナとともに更衣室も設置されており、貴重品などは預かっていただけるため安心です。水着でも軽装でも利用可能ですのでどうぞお気軽に。ただしじっくり本気で入りたい方はタオルと着替えをどうぞお忘れなく!最終日の10/15(火)は15:00から19:00までのオープンですので、お時間もどうぞお間違えのないようお越しください。

【広報ボラ★レポ】ドキュ山マルシェで食べてみた!

まずは「くくれのアップルパイ」。上映前後のちょっと空いた時間、味わうのにぴったりです。生地の中に、ほど良い酸味の紅玉りんごのフィリングがぎゅっと詰まっています。ひと口食べて驚くのが、カリッとしたパイの食感!焼く前にパイに砂糖を塗っているため、焼き上がると外側がカラメル状に。ボリューム感もあるので、小腹を満たすのにおすすめです。

アップルパイといただくのにぴったりなのが、 芋煮会発祥の地・中山町にあるコーヒースタンド「YUKIHIRA COFFEE」のハンドドリップコーヒー。コーヒーは、2種類をラインナップ。「グアテマラ エスペランサ農園」のほど良い酸味とフルーティなフレーバーが、りんごの風味を豊かにしてくれます。

ほかにも、山形にあるベーカリーのパンを使ったホットドックや南陽市のナチュラルワイン、庄内米を使ったかりんとうなど、山形グルメが満載。関連書籍をめくりながら、午後のひとときをお楽しみください!

【広報ボラ★レポ】ドキュ山マルシェ、本日17:00まで!

雨天のため、本日のドキュ山マルシェも山形市民会館ロビーで開催されています。熱いコーヒーと香ばしいアップルパイ、ボリュームたっぷりのホットドッグなど、お昼時にぴったりです。茶道裏千家淡交会山形支部によるお茶会は15:00まで。ぜひ遊びにいらしてください!

 

また、13日よりオープンしているサウナですが、昨日テントサウナをのぞいたところ、『世界一と言われた映画館』『やまがた舞子』の佐藤広一監督に遭遇。大いに満喫しているようすを激写してしまいました。

ちなみに『やまがた舞子』は本日15:00からまなび館で上映&トークがあり、『世界一と言われた映画館』は本日17:00から同じくまなび館でバリアフリー上映(日本語字幕・音声ガイド付き)&上映後質疑応答を行います。いずれも佐藤広一監督がじっくりたっぷりお話しますので、こちらもぜひお越しください!

【広報ボラ★レポ】バフマン・キアロスタミ『エクソダス』上映後質疑

10月11日、13日にバフマン・キアロスタミ監督の『エクソダス』が上映されました。上映後の質疑応答にはアナンド・パトワルダン監督も積極的に参加するなど、お二人の自由闊達な意見交換は上映後の熱気をさらに高めるものになりました。今回はその会場での質疑の様子を一部ご紹介します。

——撮影の許可はどのように取れたのでしょうか?

キアロスタミ:政府の内務省から許可を取りました。自分でも許可を取れたことに驚いています。昨年のイランは、経済制裁やインフレなどアウトオブコントロールな混沌とした状況で、その中でもイランの労働力を支えるアフガニスタン人たちの流失は問題です。今年の1月、2月あたりからはコントロールできる状態になっていますが、もし今政府に撮影の許可を取ろうとしたら無理かもしれません。

 

——イランでの反応はいかがでしたか?

キアロスタミ:イラン唯一のドキュメンタリー映画祭で賞をいただきました。しかし議論の声も同時に上がり、1つは現実が誇張されているのではという点。そしてもう1つは、劇中登場するアフガニスタン人たちのキャラクターたちを見て、イランの底辺層にいる人々というステレオタイプ化を印象付けることになるのではないかという点でした。今イランには300万人ほどのアフガニスタン人が住んでいます。特に第二世代の人々は自分のアイデンティティの模索というディアスポラの問題を抱えているでしょう。

 

——タイトルにもなっている『エクソダス』の着想はどこから得たのですか?

キアロスタミ:実はラフカットの時点では『The Return』というタイトルでしたが、妻に10回目くらいのラフカットを見せた時「聖書の出エジプト記を想起させるわ」と言われ自分自身も同様に感じ、さらにボブ・マーリーの「エクソダス」が劇中の音楽として使うことにもつながりました。

移民であるアフガニスタン人たちと、帰還センターの役人たち、双方の視点から問題が語られていた本作ですが、アフガニスタン人たちを追った写真集の編集なども行っているキアロスタミ監督。最後に映画の一本の柱について語ってくれました。

キアロスタミ:自分の国に移民が来ることによる影響は経験することがあると思うが、〈去る〉というアクションはあまり経験することがないのではないでしょうか。そこで生じるのは「なぜ移民は我々の国を去るのか。我々の国に何か問題があるのだろうか」という疑問です。この疑問が映画の一本の柱になっています。

 

【広報ボラ★レポ】ソラリスでインド北東部Mapにコメントを書き込もう!

霞城セントラル地下2階の映画館ソラリスでは、インド北東部特集が上映されています。上映会場へ向かう通路には、手書きの大きな地図。「Iran」「Northeast India」「Yamagata」など、各作品に関連した地名が記載されています。向かいのテーブルには付箋が置かれており自由にメッセージが書き込めますので、映画をご覧になったらぜひ感想などお寄せください!

さらに奥に進むと、左手にはイランのお菓子とインド北東部のごはんを紹介したパネル展示が。こちらは学生ボランティアさんの手作り!です。

また、受付け横には、インド北東部の華やかな伝統衣装も飾られています。上映作品の監督たちが、なんと到着してから深夜に自ら飾り付けを行ったという力作です。

インド北東部により深く触れられる展示でいっぱいのソラリス。ぜひ上映と合わせてお楽しみください!

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