〈YIDFF 2019 アンコール 7:ミコ・レベレザとアメリカ〉

●12月18日[金] 14:00、19:00(3作品2回上映)

『ドロガ!』

監督:ミコ・レベレザ/アメリカ、フィリピン/2014/8分
YIDFF 2017 アジア千波万波
http://www.yidff.jp/2017/cat041/17c061.html

◆ロサンゼルス。アメリカ文化とタガログ語が混ざり合うアメリカに住む、あるフィリピン人の存在証明。ズタズタになったホームビデオ、ノイズまみれの少年、タガログ語のリズム、ビデオに映る祖母の姿、繰り返される混沌のリズム……。Super 8mmに焼き付けられた監督の心のなかを覗き込んでみる。

 

『ディスインテグレーション93-96』

監督:ミコ・レベレザ/アメリカ、フィリピン/2017/6分
YIDFF 2017 アジア千波万波
http://www.yidff.jp/2017/cat041/17c061.html#t2

◆90年代にロサンゼルスに移り住んだ監督の家族の、当時のホームムービーから滲む不安と郷愁、そして今。フィリピンの親族に向けたビデオレターに収まるアメリカで「融合されない」存在が立ち現れる。ここで成長した監督が亡霊のように発するアメリカ英語と映像が重なり合い、映画となって、見る者へ向かって突進する。

 

『ノー・データ・プラン』

監督:ミコ・レベレザ/フィリピン、アメリカ/2018/70分
YIDFF 2019 アジア千波万波
http://www.yidff.jp/2019/cat037/19c054.html

◆「母さんは2つの電話を使っている」。母親を中心とした家族の物語を伏線に、複数のアメリカの声がかぶさっていく。監督の家族がいるカリフォルニアからNYの大学へ戻る間の列車に揺られながら、物理的でないどこかへ進む映画という旅。ID提示やICE(移民・関税執行局)に見つかることの恐れがつきまとう存在であると同時に、列車から一時下車して休む時の風景や人々の姿から、監督の目に映る「そうではない」アメリカの断片を見せてくれる。

 


【新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大防止に伴う対応について】
・定員に達した場合は、ご入場をお断りすることがございます。
・当日、受付でお名前、ご連絡先をご記入いただきます。この個人情報はこの目的以外には使用せず、30日間厳重に保管し、期間終了後は適切に廃棄します。
・マスクの着用、咳エチケットへのご協力をお願いします。 発熱など体調不良のある方はご来場をお控えください。
・ご入場前、ご退出後に会場の消毒、換気を行います。

※感染拡大状況によっては中止とする場合があります。遠方の方はご来場前に映画祭HPをご確認ください。

[会場]:山形ドキュメンタリーフィルムライブラリー(ビッグウイング3F)
[料金]:無料(会員制)
[問い合わせ] : 023-666-4480(映画祭事務局) 023-635-3015(フィルムライブラリー)