夜のまちなかコラボ企画「○○(まるまる)ナイト」が開催決定!

山形国際ドキュメンタリー映画祭(YIDFF)2019では、10月10日(木)-17日(木)の8日間に9つの公式会場にて各プログラムが同時開催されます。プログラムが終了する夜間帯にも、より気軽に来場者同士が交流できる機会をまちなかに設けられたらと、このたび3店舗4会場におけるイベントを企画。個人や団体とコラボレーションし、日毎にテーマの異なるナイトイベント「○○ナイト」が10月11日(金)-16日(水)の6日間開催されることになりました。

イベント内容は多岐にわたり、映画界でのジェンダーバランスや映画祭・映画製作を考えるトークセッションサッカーやカクテル、五輪等をテーマとした作品上映映画雑誌「f/22」の刊行と連動したテレビドキュメンタリーの上映およびディスカッション山形国際ドキュメンタリー映画祭高校生チーム「ドキュ山ユース」主催の交流会他の映画祭とのコラボ企画音と言葉による体験型イベント等々、多彩なプログラムを予定。映画祭の夜を盛り上げる新たな公式イベント「○○ナイト」に、是非ご期待ください!

会場別のイベントプログラムは下記の通り。イベント情報は8月29日現在のものです。
※変更点や追加情報については、Facebookページを開設のうえそちらで随時お知らせいたします)

 

会場1 ■ ブルーノ (山形市本町2-4-23)

DFIスポーツドキュメンタリー上映会
日時:10/11(金) 20:30-  入場料:2000円(ワンドリンク、軽食付)

東京オリ・パラ開催を翌年に控え、勝敗のみならずスポーツを通して困難に打ち勝とうとする人生を、上映を通して皆で共有します。国際パラリンピック委員会とWOWOWが共同制作するパラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ「WHO I AM」から、『ナタリア・パルティカ(ポーランド/卓球)』(50分、2018年、ナレーション西島秀俊)を上映。映画の舞台であり、日本と国交樹立100年周年を迎えるポーランドの雑貨が抽選会で当たります。

DFI公式サイト

 

音と言葉のマリアージュ
日時:10/13(日) 19:00-  入場料:3500円(ワンドリンク、軽食付)

個々人の中に浮かぶ映像。音と言葉が呼び起こす景色。音はフランスを拠点に活動するサックス奏者仲野麻紀。自然発生的な即興、エリック・サティの楽曲を取り入れた演奏からなるユニットKy[キィ]での活動の傍ら、2009年から音楽レーベル、コンサートの企画・招聘を行うopenmusicを主宰。言葉は明治大学大学院理工学研究科<総合芸術系PAC「場所、芸術、意識」>で教鞭をとる比較文学者・詩人の管啓次郎。

 

Tokyo Docsナイト
日時:10/14(月祝) 18:00-20:00  入場料:500円(ワンドリンク、軽食付)

ドキュメンタリーの国際共同製作をサポートするフォーラムTokyo Docs。9回目を迎える今年の開催(11/4~7)に先駆けて、国際放送NHKワールドの番組製作を通してアジア制作者の仕事を広げる今村研一氏(NHKエンタープライズ・プロデューサー)とYIDFF出品監督が、「めんどくさいけどおもしろい!国際共同製作」の体験談を繰り広げます。

 

 

会場2 ■ BOTA coffee 1F(山形市七日町2-7-18)


ドキュ山ユース主催・交流会
日時:10/11(金) 18:00-  入場料:1000円(タピオカドリンク付)

山形国際ドキュメンタリー映画祭高校生チーム「ドキュ山ユース」主催で、映画好きな高校生の交流会を開催します。ドキュメンタリーに限らず、映画を見るのが好き!映画を撮ってみたいと思ってる!夢は映画俳優!など、いろんな角度で「映画が好き」な高校生同士がつながるための会です。お気軽にご参加ください。

 

『ゲームチェンジング ・ドキュメンタリズム』出版記念
『A Cambodian Spring』クリス・ケリー監督オンライントークセッション
日時:10/12(土) 19:00-  入場料:1000円(ワンドリンク付)

カンボジア再開発を巡って民衆の長く熱い戦いを描き、台湾ドキュメンタリー映画祭2018グランプリ、カナダのhotdocs2017特別賞を始め、世界中の映画祭で多くの賞を受賞したクリス・ケリー監督の作品をご紹介します。
※クリス・ケリー監督は Skypeインタビュー予定
※本作(日本未公開)のトレイラー上映予定

 

実情:映画業界の男女格差/Gender Equality in Film Industry
日時:10/13(日) 19:00-  入場料:1500円(ワンドリンク、スナック付)

昨今、世界的に多様性やジェンダーバランスなど重視される傾向が強まってきている中、映画業界も例外ではありません。海外では制作主要メンバーに女性も加えた作品が注目を浴びる機会も増えてきました。しかし、日本映画業界においては男性監督の割合が約90%を占め、「映画業界=男性の職業」というイメージが強くジェンダー格差の改善にはまだまだ多くの課題を抱えています。今回、日本の映画業界における男女格差はどのように生まれ、どのように改善できるのか?これからの映画業界に起こり得る変革について皆さんとディスカッションを展開します。

 


ヨコハマ・フットボール映画祭 in YIDFF
日時:10/14(月祝) 17:35-  入場料:1600円(ワンドリンク、スナック付)/2作品通し券3000円(ワンドリンク、スナック付)

世界で最も親しまれているスポーツ“サッカー”をモチーフにした映画は毎年100本近く製作されています。その中には、チームや選手のサクセスストーリーはもちろん、貧困や宗教、性差別、家族の在り方を問う作品も数多く含まれています。サッカーという世界の共通言語を用いることで、クリエイターのメッセージを身近なものとして伝えることができるためです。今回は、障害がありながら競技に打ち込む選手の熱い思いと実生活に迫った『蹴る』、国民からの圧倒的なプレッシャーのなかワールドカップ出場を果たせなかった試合を振り返る『ドーハ1993+』の2作品を上映します。

 

DOJOナイト!蔵王温泉で傑作が生まれる時
日時:10/15(火) 18:00-  入場料:500円(ワンドリンク、スナック付)

2018年秋、日本初、ドキュメンタリーに特化したアーティスト・イン・レジデンスが山形で始まりました。アジアの映像制作者が蔵王温泉に長期滞在しながら自作の仕上げと向き合うプログラムには、日本のドキュメンタリストや世界から講師も参加。2018年に制作中の『セノーテ』を持って参加した小田香監督ほか参加者の経験談を聞き、映像を見ながら、2019年11月の開催に向けて楽しくキックオフ! 蔵王温泉の湯の花プレゼント。

 

 

会場3 ■ BOTA coffee 2F(山形市七日町2-7-18)

東京ドキュメンタリー映画祭 ベストセレクション+トーク
日時:10/11(金)19:00  入場料:1500円(ワンドリンク、スナック付)

ドキュメンタリーマガジン「neoneo」を発行するneoneo編集室が主催する「東京ドキュメンタリー映画祭」。今年も11月30日より東京・新宿ケイズシネマで開催します。日本国内に新たなドキュメンタリーの上映機会を作り、テレビ・映画・ネットの垣根を越えた映像表現の可能性を提示します。山形では、昨年行われた第1回上映作の中から、観る機会の少ない短編の受賞作品をセレクト。『影の由来』(監督:波田野州平 2017年27分)ほかを上映予定。上映後は関係者のトークによる最新の動向を紹介します。

 

ワカキコースケのDIG! 聴くメンタリー
日時:10/12(土) 19:00-  入場料:2000円(ワンドリンク、スナック付)

昭和の時代、レコード屋には音楽ジャンルだけでなく、事件や風物の実況、SLの走行音などを録音したアナログ盤も売られていました。そんな、今は中古屋の隅に眠るドキュメント・レコードを構成作家のワカキコースケ(若木康輔)が買い集め、連載とイベントでご紹介。前回の映画祭期間中も山形市内でゲリラ的にイベントを行い、今回は2回目。東京で反響のあった盤を中心に、たっぷりお聴かせします!

 



「f/22第2号」出版イベント2夜連続上映+トーク
第 1 夜 「地を這う日本のテレビドキュメンタリー」
日時:10/13(日) 19:00-  入場無料

第 2 夜  f/22第 2 号「撮られる者たちの眼差し」連動企画 大浦信行監督最新作『遠近を抱えた女』特別先行上映
日時:10/14(月祝) 19:00-  入場料:2000円(ワンドリンク、スナック付)

いよいよ11月1日に「f/22第2号」を出版します!今回、山形国際ドキュメンタリー映画祭で行われる出版イベント、第1夜は「地を這う日本のテレビドキュメンタリー」と題し、地を這うようなキャメラワークと被写体との関係性を重視する日本のTVドキュメンタリーを上映し、その独自な方法論を観客も交えて再評価してみる試みです。第2夜は、第2号の特集「撮られる者たちの眼差し」と連動して、大浦信行監督最新作『遠近を抱えた女』を特別先行上映。本作に体当たりで主演した女優のあべあゆみさんをゲストに、裸やセックスを「撮られる事」について議論します。会場では「f/22第2号」を先行発売します。ぜひご参加を!

 

映画『YUKIGUNI』海外プレス向け上映会
日時:10/15(火) 19:00-  入場料:1700円(ワンドリンク、スナック付)

山形県酒田市在住・92歳(撮影当時)創作者の井山計一さんの半生を描いたドキュメンタリー。俳優の小林薫がナレーションを担当。全編にわたりスタンダードジャズを取り入れ、カクテルの話だけではなく、家族愛、夫婦愛をロマンチックかつハートフルに描いています。監督は、『よみがえりのレシピ』『おだやかな革命』を監督した、山形県鶴岡市在住の渡辺智史。映画上映後に、監督と一緒に山形のBARでカクテル「雪国」をご堪能ください。

 

Screening of “Fukushima: A Record of Living Things” Episodes One to Five(English Version)
日時:11日(金) 8:00 入場無料

上映会「福島 生きものの記録」シリーズ(全5作)を観る(日本語版上映)
日時:12日(土) 8:00 入場無料

2019年度第2回災害人文学研究会
「ファインダー越しの対話―記録が橋渡しする過去・現在・未来―」
日時: 16(火)  13:30 入場無料

2011年の東日本大震災にかんして数多くの写真・映像記録が残され発表されてきました。東日本大震災の発生から現在に至るまで、被災した地域と継続的に関わり活動を続けてきた映像制作者、地域に残された写真記録の見直しや映像制作の活動によるまちづくりを実践・検証する研究者の活動を通して、過去から現在を俯瞰し、地域の未来へ向かう対話を橋渡しする〈記録行為〉〈記録の見直し〉の可能性について考えます。

【主催】東北大学東北アジア研究センター
【共催】指定国立大学災害科学世界トップレベル研究拠点、災害人文学ユニット

 

 

会場4 ■ SLOW JAM(山形市香澄町2-8-1-1F)

映画『聖者たちの食卓』+豆カレー体験会
日時:10/11(金) 18:00- 入場料:3000円(カレー、ワンドリンク付)

インドの寺院で500年以上続く、巡礼者らに毎日10万食分の豆カレーを提供するハリマンディル・サーヒブ(黄金寺院)の無料食堂の舞台裏に迫るドキュメンタリー『聖者たちの食卓』の上映と、実際に現地を訪問した亀屋公祥氏(スパイス調香師/スパイスプロポーザル〈スパイス屋tikka〉)のインド旅行記を聞きながら、再現された豆カレーを自らの手で食してみる体験イベントです。映画同様、宗教も人種も関係なく誰もが平等にお腹を満たすことができる「聖なるキッチン」を体験してみませんか。

 

De Palma上映会
日時:10/14(月祝) 21:30- 入場料:1000円(ワンドリンク付)

今回上映会を開かせていただく東北大学学友会映画部De Palmaです。私たち映画部は役者から撮影、録音、編集まで全て私たちの手による自主制作映画を作っております。僕ら学生なりに想いを込めて、何にも縛られない自由な作風で個性豊かな映画を作っているので、商業映画とは少し違った作風の映画を見ることができると思います。一般の方に見ていただく機会が少ないので、少しでも多くの人に見ていただけたらとても嬉しいです。ぜひ気軽に見に来てください!