次回、山形国際ドキュメンタリー映画祭 2019 の開催は10月10日から17日までの8日間!

先日、8月21日に山形市で記者会見を行い、来年の開催日程を正式に発表しました。

 

「山形国際ドキュメンタリー映画祭 2019」記者会見の様子

山形国際ドキュメンタリー映画祭 2019
2019年10月10日[木]〜10月17日[木] 【8日間】

次回も10月の三連休を間に挟んだ形での開催になります。
それに合わせて、インターナショナル・コンペティションとアジア千波万波の2つのコンペ部門について、作品募集日程と募集ポスターのデザインも発表しました。

 

「山形国際ドキュメンタリー映画祭 2019」作品募集ポスター

山形国際ドキュメンタリー映画祭 2019 作品募集
9月1日より募集開始

●インターナショナル・コンペティション
第1次締切:2018年12月15日(2018年10月31日まで完成の作品)
第2次締切:2019年4月15日(2018年11月1日以降完成の作品)

●アジア千波万波
2019年5月15日

※締切日はすべて消印有効

作品募集は今年の9月1日から始まります。世界中から寄せられる作品群の中から予備選考を経て、インターナショナル・コンペティションでは15作品、アジア千波万波ではおよそ20作品が上映作品として選ばれます。この中から、映画祭開催期間中に国際審査員の厳正な審査によってロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)ほか、各賞が決まっていくことになります。

 

前回の山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017 受賞者たち

山形国際ドキュメンタリー映画祭のメインプログラムであるこの2つのコンペ部門への作品募集開始によって、次回の映画祭開催に向けた具体的な動き、その第一歩を踏み出したことになります。世界各地から寄せられる作品群によって、来年の映画祭の「顔」になるメインプログラムが徐々に形づくられていくことになるでしょう。ちなみに前回の2017年開催時は、両コンペ部門合わせて、世界128の国と地域から1,791作品が寄せられました。今回もこれと同様か、それ以上の数の作品が集まってくることを期待しています。これからの半年間で、いったいどんな作品が集まってくるのか、いまからとても楽しみですね。

 

作品募集ポスターのデザインは東北芸術工科大学グラフィックデザイン学科の3年生の作品に決定!

会見時のフォトセッションの様子

山形国際ドキュメンタリー映画祭 2019 作品募集ポスターのデザインは、東北芸術工科大学との連携のもと、グラフィックデザイン学科3年生20名の方々に取り組んでいただきました。このポスターデザインの制作については、学生の皆さんに毎年授業の一環として関わっていただいており、準備年は募集ポスター、開催年は本ポスターのデザインをということで、今回で9回目の取り組みになります。学内コンペで選出された10作品について、映画祭事務局とNPO法人理事で審査を重ねまして、今年は3年生の安部結(あべ ゆい)さんのデザインに決まりました。このデザインによるポスターとポストカードが、国内はもとより世界中に来年の映画祭の開催と作品募集を呼びかけます。

 

デザインコンセプトを語る東北芸術工科大学3年の安部結さん

安部結さんによるデザインコンセプトはこちらからお読みいただけます。

 

ロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)と小川紳介賞(アジア千波万波最高賞)の受賞作品は、アカデミー賞への応募資格を得ることができるようになりました。

山形国際ドキュメンタリー映画祭は、アカデミー賞の「長編ドキュメンタリー映画部門」公認映画祭となりました。これによって、今後インターナショナル・コンペティションの大賞(ロバート&フランシス・フラハティ賞)と、アジア千波万波の最高賞(小川紳介賞)に輝く2作品は、各年度のアカデミー賞に無条件で応募することができるようになります。アカデミー賞は、アメリカの映画館で公開済みであること、完成から2年以内の作品であること、ロサンゼルスまたはニューヨークの映画館で連続7日間以上有料上映された作品であること、こうした条件を満たさないと応募することができません。これに対して、山形国際ドキュメンタリー映画祭で2部門の最高賞を受賞した作品は無条件に応募することができるというのが今回のニュースでした(いわゆる「ノミネート」ではありません)。

これは、山形国際ドキュメンタリー映画祭に応募してくれる作家とその作品にとって、世界展開に向けた新しい可能性が拓けることにもつながります。これまで以上に多くの作品が山形に集まってくることを期待します!

来年の開催まで、あと1年です。国際映画祭を作る上では長いようでとても短い期間ですが、次回も多くのみなさんに驚きと発見をもってお楽しみいただけるよう準備を進めていきますので、これからも応援をよろしくお願いいたします。

 

(文責:山形映画祭事務局)