《ドキュメンタリー映画を体感してみませんか? ~高校生による上映会~》

山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017 で話題となった『あまねき調べ』『乱世備忘―僕らの雨傘運動』の2作品が、来たる2月12日[月・祝]、もう一度山形で上映されます!

日程:2月12日[月・祝]

会場:山形市民会館 小ホール

上映作品:10:00〜『あまねき調べ』上映(83分)、13:30〜『乱世備忘―僕らの雨傘運動』上映(128分)

料金:入場無料

この上映会を企画してくれたのは、なんと山形県内の高校生たち!

今年度から活動をスタートさせた学生ボランティアチーム《ドキュ山ユース》、10月の映画祭ではおよそ60人の高校生がボランティアとして参加してくれました。各会場でのチケットもぎりや上映前のアナウンス、さらには上映後の監督質疑応答の司会まで大活躍(!)するユースの姿を目にされた方は多いのではないでしょうか?

 

会場係としてチケットモギリや場内整理で活躍
監督Q&Aの司会進行ボランティアにも挑戦
配布物準備など、様々な場面で映画祭の空間を体感した

そんなドキュ山ユース有志が企画してくれたのが今回の上映会です。いわば高校生によるミニ映画祭!

もちろん上映会を作るのは初めての経験。学校も学年もバラバラで、互いにほとんど初対面のメンバー。手探りながらも話し合いを重ね、各自の長所を活かして役割分担を決め、上映作品、日時、会場などを着々と練っていきました。

 

週一回のペースで映画祭事務局でミーティングを重ねる

そして山形国際ドキュメンタリー映画祭 2017上映作品の中から<同世代の若者に見せたい作品>として選んでくれたのが、『あまねき調べ』と『乱世備忘―僕らの雨傘運動』の2作品。

 

2017アジア千波万波奨励賞受賞作品『あまねき調べ』
2017小川紳介賞受賞作品『乱世備忘ー僕らの雨傘運動』

映画祭をきっかけにドキュメンタリー映画のおもしろさを知ったというユースたち。そんな自分たち自身の経験を踏まえ、「ドキュメンタリーってムズカシくてタイクツそう、と敬遠している若者にこそ見てもらいたい作品です」、と選定の理由を話してくれました。

というわけで企画名として考えてくれたのが…

ドキュメンタリー映画を体感してみませんか? ~高校生による上映会~

です!

「体感」という言葉の通り、難しいことは考えず、とにかく観て! そして感じて! ってことですね。

作品の上映にとどまらず、現在世界中の映画祭でひっぱりだこの陳梓桓(チャン・ジーウン)監督(『乱世備忘』)を香港からお迎えし、上映後には観客を交えたパネルディスカッションを予定しています。

年明けには宣伝チラシも出来上がり、広報活動をスタートさせました。

 

届いたばかりのチラシとポスターを仕分け

当日は学生だけでなく、もちろんオトナのみなさんのご来場も大歓迎です! 高校生の手作りの上映会をあたたく見守っていただけると嬉しいです。

話題の2作品を一挙に鑑賞できるまたとないチャンス。ぜひぜひ、お見逃しなく!

折しも昨年の映画祭終幕直後には山形市のユネスコ創造都市ネットワーク加盟が決まり、<映画の都やまがた>が若い世代の手によってますます盛り上がりそうです!

 

(文責:山形映画祭事務局)