やまがたの山語り  上映×トーク
山の恵みの映画たち2019

YIDFF 2019 プレイベント

いよいよやってきました、2年に1度の映画祭の年!
ドキュメンタリー映画祭は、今年も山形のもっとも美味しい季節、実りの秋の開催です。スケジュールのチェックはお済みですか?

山形国際ドキュメンタリー映画祭2019
10月10日[木]〜17日[木]

というわけで、10月の本番に向けて複数のプレイベントが動き出しています。
その目玉のひとつが、映画を通じて山と自然、そこに生きる人々の暮らしをみつめる特集上映企画「山の恵みの映画たち2019」。3月15日[金]から3日間の開催です!

山の恵みの映画たち2019
3月15日[金]〜17日[日]

山から海へ 計14作品一挙上映!

山と人との結びつきに焦点を当てたこの特集は、好評を博した2014年16年に引き続き3回目の開催。山に抱かれたこの山形の地、そして映画の街山形ならではの特集上映です。
期間中にはドキュメンタリー映画祭本番さながらに、上映作品の監督や専門家の方々をお呼びしてのトークイベント、そして山に関する食事やおやつを集めたマルシェも同時開催!

計14作品のラインナップには、80年前に撮影された幻の山岳映画、40年前世界中が熱狂したハリウッドのあの名作、そして注目の新作ドキュメンタリーまで、多彩な作品が並びます。

人々の暮らしに実りと恵みをもたらす山、文明や戦争のメタファーとして「征服」の対象となる山、絶対的な他者として人間の前にたちはだかる山、太古の歴史と記憶を湛える山…。山はわたしたちの暮らしと近いようで遠い、遠いようで近い。

「山の恵みの映画たち」は、時に恵みを、時に脅威をもたらす山の多面的な姿をみつめ、考え、語り合う場です。
そして何より、作品として見応えのある、映画館の大きなスクリーンでこそ観たい映画を存分に楽しむ場です。

3回目を迎える今回は「山から海へ」をテーマの一つに、ますます立体的に山という存在をとらえるべく、川や海へも射程を広げます。

洋の東西も時代も超え、泰然自若たる山河、山海、そこに生きる人々の過去と現在を描き出す、珠玉の作品群です!!

【上映作品】
『縄文にハマる人々』(2D /3D)(監督:山岡信貴/2018年/103分)
『早池峰の賦』(監督:羽田澄子/1982年/186分)
『満山紅柿 上山 — 柿と人とのゆきかい』(監督:小川紳介+彭小蓮/2001年/90分)
『ディア・ハンター 4Kデジタル修復版』(監督:マイケル・チミノ/1978年/184分)
『海の産屋 雄勝法印神楽』(監督:北村皆雄、 戸谷健吾/2018年/75分)
『海―消えたプラスチックの謎』(監督:ヴァンサン・ペラジオ/2016年/53分)
『緑はよみがえる』(監督:エルマンノ・オルミ/2014年/76分)
『タイマグラばあちゃん』(監督:澄川嘉彦/2004年/110分)
『山〈モンテ〉』(監督:アミール・ナデリ/2016年/107分)
『ヒマラヤの聖峰 ナンダ・コット征服』(撮影:竹節作太/1936年/28分)
『標高8,163m マナスルに立つ』(監督:山本嘉次郎/1956年/97分)
『川はだれのものか 大川郷に鮭を待つ』(企画・制作・演出:菊地文代/2014年/94分)
『富士山頂観測所』(監督・脚本:柳澤壽男/1948年/21分)
『海に生きる 遠洋底曳漁船の記録』(監督:柳澤壽男、樺島清一/1949年/33分)
(関連作品)
『武蔵野 ~江戸の循環農業が息づく~』(監督:原村政樹/2018年/111分)

山を味わうミニ映画祭 ゲストトーク、マルシェも開催

過去2回の開催に引き続き、今回も上映作品の監督や専門家によるトークや関連企画が盛りだくさん!
16日[土]、17日[日]には、山で食べると美味しい、平地でももちろん美味しい山メシをそろえたマルシェも実施します(詳しくは後日発表)。
また、期間中は劇場内に、上映作品や山にまつわる写真などの展示も行う予定です。
まさに目で、耳で、舌で、山と映画の楽しみを味わい尽くすミニ映画祭!

仕事も勉強もあわただしい今日この頃、山のようにどっしりと構えて、のんびりと映画を楽しみませんか?
懐の深い「山の恵みの映画たち」が劇場でお待ちしております。

山も、映画も、美味しいものも。
「山の恵みの映画たち2019」をどうぞ存分に、のんびりと、お楽しみください!

(ちらしには載せきれなかった詳しい作品紹介は随時更新予定です)

【スケジュール】
◯3月15日(金)
10:00- 『縄文にハマる人々』
13:00- 『早池峰の賦』
17:00- 『満山紅柿 上山 — 柿と人とのゆきかい』
19:30- 『ディア・ハンター 4Kデジタル修復版』

◯3月16日(土)
10:00- 『縄文にハマる人々』(3D版)
上映後トーク(〜12:20):山岡信貴(監督)× 金寛美(陶芸家)
13:00- 『海の産屋 雄勝法印神楽』
上映後トーク(〜15:00):北村皆雄(監督) × 戸谷健吾(監督)
15:40- 『海—消えたプラスチックの謎』
上映後トーク(〜17:20):金子博(NPO法人 パートナーシップオフィス理事)
18:00- 『緑はよみがえる』
20:00- 『タイマグラばあちゃん』

◯3月17日(日)
10:00- 『縄文にハマる人々』
13:00- 『山〈モンテ〉』
15:30- 『ヒマラヤの聖峰 ナンダ・コット征服』『標高8,163m マナスルに立つ』(2本立て)
18:15- 『川はだれのものか 大川郷に鮭を待つ』
20:30- 『富士山頂観測所』『海に生きる 遠洋底曳漁船の記録』(2本立て)

◯3月18日(月)〜21日(木)連日
10:00- 『縄文にハマる人々』
※『縄文にハマる人々』のみ、3月15日(金)より1週間通しての上映です。 同作は18日(月)〜21日(木)の上映に関しても、「山の恵みの映画たち2019」前売り券をお使いいただけます。

関連上映(「山の恵みの映画たち2019」前売り券はご利用いただけません)
◯3月22日(金)〜28日(木)上映時間未定
『武蔵野 〜江戸の循環農業が息づく〜』

[会場]:フォーラム山形(山形市香澄町2-8-1、電話023-632-3220)
[料金]:前売り券:1回券1,100円、4回券3,400円、8回券6,000円
・フォーラム山形、こまつ書店(山形市内4店舗)、TENDO八文字屋、市内プレイガイド、フィルムライブラリー等で発売中です。
・4回券、8回券は切り離して複数人でご利用いただけます。
・当日券は劇場料金に準じます。
・『縄文にハマる人々』3D版をご覧になる場合、別途3D鑑賞料金とメガネ代が必要となります。
[主催]:「山の恵みの映画たち」上映実行委員会
[問合せ]:山形国際ドキュメンタリー映画祭(電話:023-666-4480)

*「山の恵みの映画たち2019」はクラウドファンディングを実施中です。みなさまの温かなご支援に感謝申し上げます。

(文責:山形映画祭事務局)